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KHを追っかけまわして………もう何年かわからない
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やっとこさ、スカーレットクロスの新刊が読めたので今回の題名はその副題。
今回は短編だったので短い話が5つ入っているのですが、
その中で心に残ったのは
やはり書き下ろしの「月の下に咲く花」でしょうか。

個々から下は青の独断と偏見とネタバレのオンパレードになるので
…continueに入れます。
しかも微妙にキンハが混ざってます。苦情は受け付けません

なにが心に残ったかといえば夫の葬式の時のデリラのセリフなんですよね。

「どうして誰もスコップや鍬を持っていないの!?獣のように打ち捨てる気!?」
「遺体は土に埋めるものでしょうっ!?花を置いて、楽園に無事にたどり着けるようにお祈りして―」
「土は土に、塵は塵になるのが世の理ではないの!?それをやぶるの!?」

魔物に襲われやすい村だから魔物を呼び寄せないように遺体を埋葬せず、
魔物が住んでいる森に捨てることが習慣になっているんですが、それを知らなかった
デリラが↑の様に叫ぶんですね。

で、思わず思い浮かんだのがノーバディなんです。
彼らは死んでも遺体が残らなくて元から存在していなかったように何も残らない。
土に還ってないから魂と肉体はどこにもいけなくて…。
さらに、花を置いて楽園に無事たどり着けるように祈ってくれる人もいない。
元から存在していなかったように跡形もなくいなくなるから、
もし、彼らに関わった人全員の中から彼らのことを覚えている人がいなくなったら
彼らは元からいなかったのと同じになってしまうのでは?と思うんです。
まだ、誰かが覚えていてくれたら死んだ人はその思い出の中で生きることができると思う。
でもそうじゃなくなったら死んだ人は本当に死んでしまうんじゃないのかな。

だから自分たちが確かに存在したという証拠を残したくて忘れてほしくなくて
「存在しなかった世界」にある城に存在の証なんて部屋があるのかなぁと青は
思っていたりします。
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プロフィール
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渋谷 青
性別:
女性
趣味:
落書き、ゲーム、読書
自己紹介:
KHとFF、そして野村哲也氏のイラストが大好きです。
某所ではSTELLAで活動中
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